【コーチブログ】今週はいよいよ大会です!

Aチームの課題

先週の最後の30分のミニゲームで、AチームのDragonを、BチームのSuper CometsとUltra Cometsと対戦させました。

結果はあまり良くなく、Bチーム相手に2点差しかつけれなく、試合内容も良くありませんでした。これでは競合WingsやHawksに勝つ事は難しいです。

個々の子どものスキルが非常に高いのですが、自分のポジションの動き方がわからない、パスを使ったチームワークプレーができない、組織的な動きができない、といった問題があり、結果、ボールに集まってしまい、ドリブル力がある子も、団子状態から突破できず、得点に繋がらない結果になっています。

サッカー選手育成セオリーでは、U9で一番やらなくて良い事は「ポジションを決める事」とありますし、できるだけ子ども達の希望や可能性を考えると、ポジションは固定させたくないのですが、現実問題、複数のポジションの動き方を理解できるほど、まだ子ども達は器用でもないので、勝つ事を考えると、やはりポジションを固定させ、そのポジション独特の動き方、それに沿った戦術を教え込むという方法が効果があるように思えます。

今週は最後の練習になるので、この課題に対し、貴重な残り2時間30分をできるだけ有益に使いたいと思います。

Bチームを分けて練習した結果

先週Bチームの少し集中力のない子・スキルの低い子のグループ(Cチームと呼ばせて頂きます)と、それ以外の子ども達と分けて練習をしてみました。結果、遊ぶ子がいなくなり、全体の統率も取れ、とても質の高い練習をする事ができました。

このまま続けたいという気持ちはあるのですが、少人数Cチームのために貴重なコーチ一人ないし二人のリソースが取られてしまうという問題と、チームワーク形成のために、ずっと分けて練習するのは良くないので、来週は、できるだけ待ち時間が少ない練習を集めた最初の1時間だけCチームの子達も入れて練習をしてみる事にしました。

残りの1時間は先週と同じ様に分け、最後の30分はミニゲームで再度合同で練習する予定です。

Bチームの意識の高い子の成長を促す

Bチームの2年生でとても熱心で、一生懸命練習する子が何人かいます。

その子たちは、新しい練習やスキル習得に意欲的で、「コーチ、できたから見て!」「僕コーチと一緒にペア組みたい!」と言ってきます。

そういう子たちは、意識が高く、スキルが高いAチームと練習させる事により、飛躍的に成長する可能性がありますので、大会が終わったら、Aチームの練習に混ぜてみるといった事をしたみたいと思っています。

また逆に、Aチームの子ども達の中でもスキルが高いが、少し意識が低い、遊びたいという気持ちが強くでて、ついつい遊んでしまう子は、Bチームに落とし、危機感を煽ってみるというのも試してみたいとも思っています。

山本ヘッドコーチからの追記

U9保護者の皆さま

いよいよ今週JASAカップですね。

雨でも決行ですが、雨が降れば子供たちが風邪をひく可能性も高まりますし、グランドコンディションにも影響を及ぼしますので、天気予報がはずれることを祈りましょう。

さて、現在のAチームの子供たちの名誉のために1点補足します。

下記大橋コーチ代表からの配信の通り、現時点ではAチームの子供たちはチームワークを使ったプレイが出来ていないので、その点に特化した練習に取り組んでいます。

個人技も大切なのですが、広いピッチでひとりでずっとドリブルし続けることは、体力的にも技術的にも難しいですし、パスを出したほうが(自分でドリブルして持ち込むより)早いのと、ボールを持ってるプレイヤーに相手も集まるので、パスをまく回すことが出来れば、チャンスに繋がります。

ただ、個人技の優れた選手(Aチームに多い)ほど、パスを出したがらない傾向にあるのも事実です。
なので、「パスを出す、走る、受ける」などのチームプレイの練習に取り組んでいます。最近行っている練習を紹介します。

①スリータッチ制
これは主にミニゲームの中で取り組む練習方法ですが、文字通り、自分がボールを持ったらボールに触れるのは3回まで、3回以内に味方にパスを出さないと相手のボールとする、というもので、否が応でもパスを出さないといけないので、子供たちは嫌がりますが、この練習により「周り」を見ることの出来る能力を育み、パスを出す能力を育成します。

②センタリングからのダイレクトシュート
先々週から今回のJASAカップでの「必勝パターン」をひとつでもつくるべく、「サイドからセンタリングをあげる、それを
ダイレクトでシュートする」という練習を行っています。

先週のBチームとのミニゲームでは、Aチームにはこの②を課していました。なので、ドリブルからのシュートなどの個人技の際立つプレイは出来ないルールとしていましたので、Aチームは点が入り難かったという背景があります。

いずれにしましても、日曜日のJASAカップを全U9の子供たちが楽しめるように、コーチ一同サポートしていきたいと思います。

保護者の皆さまにおかれましては、ご支援のほど、なにとぞよろしくお願い致します。